CROSS TALK
MEMBER
- 常務取締役 古澤 豪人 TAKE:2020年入社 率先垂範で“高環境化”を目指す次期社長。体脂肪率10%を切るほど真剣に、緻密な計画·大胆な行動を実践。
- 建築部 統括職長 後藤 将剛 GOMASA:2021年入社 品質向上と現場の環境改善を担う。一人親方として培ったスキルを武器に、現場の空気を変えてきた。
- 土木部 金森 和輝 BUZZ:2022年入社 医療界の教育·安全対策を学んだ元理学療法士。土木の監督から建築職長までオールマイティにこなす。
- 建築部 次長 堀江 俊介 SHUNSUKE:2023年入社 人事・経理など内務改革の命を受けて召喚された新入社員。今回は進行役として様々な課題にツッコむ。
THEME 01常務、今まで
何をしてきたんですかっ!?
堀江常務は、古沢組に入社してから今まで「古沢組改造」に取り組んで来たんだよね。変えようと思った理由と、何をしてきたかを話してほしい。
古澤俺が入社した頃は建築工事部の状況が悪くて、「やべぇ」と思ったのが最初。請け負った現場はデカいのにやらされてる感がひどかったし、チームワークが悪い、本社は掃除してない。お客様から社員を無下に扱われるのも我慢できなくて、とにかく自分達から変わろう、内側から考え方や行動を再構築して新しい古沢組を発信しなくちゃいけないと思った。
それでゴマサ(後藤)に来てもらったんだよね。俺は、個人の職人として選ばれる、一流の仕事ぶりに魅了された。現場でその仕事品質が出せるのは本当にすごい。
後藤僕はその頃、いくら技術があっても、その価値を認めてもらうには専門知識や理論的な裏付けが必要なんだと痛感しているところだった。常務には知識があるから、お互い補えるなと思った。
最初はただガムシャラやったね。施工の精度を上げることと、あとは現場を明るくしようと思ってた。常務はお客様との打合せを密にするとか、役割分担で。
当時、職人は監督が変わってるだけだと思ってるし、監督は古沢組は仕事ができないと思ってるから、悪循環だったんだよね。
古澤職人の気持ちも、現場監督が怒る理由も、その両方の立場を経験した俺らだからこそ理解できる。それなら、自分らが間を取り持てば良いじゃんと思ったから、まずは「三方良し」をテーマにした。お客様、古沢組、他職の仲間をWin-Win-Winの関係にしたかった。
後藤そうしているうちに協力してくれる人が圧倒的に増えた。職長教育も始めたしね。
古澤価値観を共有してくれる人が増えたら、キーマンを各部門に配置して展開していきたいと考えてた。それができたら古沢組は最強でしょ?体制が整い出したから、最近は改善の加速感がハンパないよね。
堀江今後も、同じ価値観を持った人に入社してほしいよね。変わることを「いいな、俺も一緒に変えたいな」って思ってくれる人。
金森うん。でも同じ価値観を「持った人」じゃなくても良いんじゃない?俺達がこれから頑張って、長い目で育てていける環境をつくっていかないと。
古澤そうだね、いいね、いいね。どっちも必要だと思う。
THEME 02社員教育、
今後どうしていくんですか!
堀江バズ(金森)が入社した頃から社内研修が始まったわけだけど、その効果と、これからの教育研修をどうしていくか一旦共有してもらえる?
金森この間の職長教育で原価や利益の話をしてから、日報に対する意識が変わったよね。一生懸命やっても給料が上がらないとしたらどうすれば変わるのか、お金の流れを話した。変化は俊介(堀江)が一番感じてるんじゃない?
堀江うん。話して良かった。日報もみんなが協力してくれるようになって請求漏れもなくなったし、根拠も明確になった。みんな、お客様への請求は日報をベースにしてるんだってことを意識してなかっただけなんだよね。
金森現場でも、今やってる仕事が契約か、この時間は残業かって確認されることが増えた。自分がやった仕事がどれだけの価値になるのかとか、自分の仕事が直に会社の利益になるんだって理解してもらえたのは変化だね。
堀江今後人事評価も進めていくから、日報が評価の根拠になると思ったらもっと変わるんじゃないかな。
古澤んー…でも、評価したいから評価制度を作りたいわけじゃないんだよね。
そこだけは間違えちゃいけない。
「みんなの頑張りを、正統な報酬で支払うために」仕組みを整えたいってこと。
堀江そっかそっか。頑張ったことをひとつも無駄にしたくないから、ちゃんと記録して教えてもらいたいってことだね。
古澤教育研修でいうと、俺、YouTube教育をスタートさせたいんだよね。絶対あれが要る!視覚で勉強できるし、移動しながらでも学べる。
堀江あぁ、動画教育ね。
始められるならもう始めたいよね。新入社員が来ると決まってからじゃ撮れないこともあるだろうし。
どんなイメージ?「はいっ、どうもー!」みたいな?
古澤(笑)。いやいや、そんなにYouTube感を出すつもりなかった。SNSは別やろ。シンプルに、分かりやすく。そこに面白いも入るけど。
確かにもう始めてもいいかもね。
金森動画撮るだけだったらすぐできるんじゃない?道具の使い方とか基礎知識くらいなら俺作るよ。
古澤ホント?じゃぁ、任せる!ありがと!
バズは言ったら絶対やってくれるからね。
THEME 03現場をラクにする道具の件、
どうなってますか?
堀江統括職長が進めてる施工改善の方は進んでる?
後藤今、コンクリート打設の中でも手間のかかる“鉄筋洗い作業”の効率化を模索していて、「水×エア」タイプと「ふりかけ」タイプの2通りの方法を検討してる。この間、まずは社内で「ふりかけ」の試験施工をしてみて、この方法は可能性が薄いという判断をした。
で、ここから「エア×水」の方を進めていこうとしてるところ。現状は風量が足りんのと、洗浄できる範囲が狭くて時間がかかるので、風量を上げて範囲を広げる方法を探しとる。
古澤鉄筋洗いなんか品質確保のために大事な工程なのに、もう江戸時代から変わってない(笑)。ホントに大変。
半月後、試作機のテストだよ。
後藤うん、覚えとるよ。モノは用意する。これから。
堀江工事の現場の休憩所についても改善していきたいよね。
古澤それは絶対やる。働いてる人にもっと快適に休憩してほしいし、現場が大きいから休憩所まで遠いこともある。10分の休憩に5分歩かないと行けないなんて時間の無駄にもほどがある!だから、僕らの作業場の近くにキャンピングカーを停めて休憩させてもらえないかって、この間、後藤が話しに行ってくれたところ。
後藤そう。残念ながらその現場ではNGが出たんだけど。
古澤でも諦めない。キャンピングカーがダメならハイエースを改造したのでもいいから、絶対快適にしたい。俺は環境が全てだと思ってるから。
後藤現場で求められる品質はどんどん上がってる。
この業界は求められてからやるんでも間に合うんだけど、逆に、古くから施工の仕方が変わっていないものに対して「古沢組が」「古沢組発信で」変えていこうと思ってる。それが「UNIQUE VALUE FURUSAWA」の意味。
堀江アイデアをものにしていくのは、新しく入る人にとっても楽しいことだよね、きっと。
後藤最終的にはどこかに協力してもらうことにもなると思うけど、まずは自分らで想像できる方法で模索しているという段階。
僕らは、全てにおいて、ラクで、かつスピーディにできる方法を考えたい。
絶対、変えてやろうと思ってるよ。